PlayStation VRは広い部屋でも、狭い部屋でも変わらずどんなゲームも遊ぶことができます。
ただし、推奨されている広さがあるのでご注意ください。
そもそもPlayStation VRは座って遊ぶことが推奨されている
PlayStation VR以外にもVRデバイスはさまざまあり、それらの中では部屋の中を歩き回って遊べるような機種もありますが、PlayStation VRのゲームは「座ったままで遊ぶ」ことを前提に作られています。
PlayStation VRをはじめとするVRデバイスは、視界をすべて覆うゴーグルを装着して遊ぶために不用意に部屋の中にあるモノにつまづいたり、壁にぶつかったりしてしまう危険性があります。
PlayStation VRではこういった事故を避けるため、基本的にすべてのゲームは座ったままで遊べるような作りになっています。ゲームによってはPlayStation Moveモーションコントローラーなどを使って手を振る動作を行うようなものもありますが、歩き回って振り回すようなものではないため、部屋の広さに関係なく座った状態で遊ぶことができます。
目安は「テレビから3メートル以内、両手を広げてぶつからないように」
PlayStation VRの遊べる広さは、PlayStation Cameraの映せる範囲(トラッキングエリア)に関係します。
PlayStaion Cameraのトラッキング範囲は、奥行きはカメラから3メートル以内、近づきすぎてもダメ。また左右の広さは1.9メートル。とされています。
左右の広さ1.9メートルは、両手にPlayStation Moveコントローラーを持って、両手を伸ばして上体を振ってもトラッキングできるくらいの広さ。座って遊ぶには十分な広さと言えそうです。
プレイ環境のイメージ
PlayStation VRを遊べる広さを図にすると上記のようなイメージとなります。
上記の「プレイエリア」内での利用が可能となっています。
カメラの撮影範囲が限られているので、あまり近づきすぎても利用できない場合がある、という点にご注意ください。
余談:PSVR以外のVRデバイスによっては歩き回れるものもある
ちなみに、PlayStatin VRではない他のVRデバイスの中には歩き回れるようなものもあります。
HTV Viveと呼ばれるデバイスがこの代表で、2つのカメラを使い「モーショントラッキング」と呼ばれる全身を読み取る機能を使って、部屋の中を動き回ってゲームをプレイすることができます。部屋をそのままゲーム空間とすることから「ルームスケールVR」などと呼ばれています。
しかしながらHTC Viveはこの機能を十分使えるようにするため「6畳間以上の障害物のない空間」が必要とされており。日本ではあまり家庭向きではなさそうです。