2017年2月26日、ニューヨークタイムズが「ソニーも驚いたPlayStation VRの人気」と題した記事を発表しました。大きなメディアもPlayStation VRの売上に注目しているようです。
記事内ではソニーのグローバルCEOであるアンドリュー・ハウス氏がPlayStation VRを巡る状況について様々な発言をしています。PlayStation VRの発売当初、日本の大手企業はVRの普及について懐疑的だったため、ハウス氏はヘッドセットの流通量を抑えるよう助言しました。ただ現在、世界的に品薄の状況が続いているためその決断は慎重すぎたといえます。
また、ソニーは当初6ヶ月でPSVRを100万台売り上げる予定でした。ですが2月19日の時点で915,000台を売り上げているため目標は軽々と超える見込みです。こうした状況を鑑みて、ハウス氏は2017年4月までにはPSVRの供給量の改善をすると述べています。
また、多くのVRゲームは短いコンテンツであり独立系の開発会社から生み出されているのが現状です。もっと多くの出資が必要なのですが大手企業は静観を保っています。その中で唯一の例外と言えるのはカプコンです。PSVR対応の最新タイトル『バイオハザード7 レジデントイービル』が発売されるや否や、PlayStation VRのユーザーがヘッドセットを装着してゲームをする時間が2倍になりました。
そして3月16日にはエイムコントローラーとPSVR対応ソフトの『Farpoint』も発売されます。このコントローラーを使えばより臨場感が高まり仮想現実へと入り込むことができるでしょう。
大手メディアも注目するPSVRが2017年にどういう存在となるのか注目したいところです。特に『バイオハザード7』の成功により大手開発会社も動き出すかもしれません。
『Farpoint』ゲーム紹介動画