PlayStation VR を買う前に「体験」しておいたほうが良い理由

PlayStation VR は、PlayStation 4 の周辺機器。頭にかぶって使うヘッドマウントディスプレイを使ったVR (バーチャルリアリティ) システムです。

PlayStation VR では、このヘッドマウントディスプレイを使って映像やゲームの中に入り込むような体験ができます。ゲームの世界が360度、ぐるっと見回すことのできる VR 空間で得られる体験はこれまでのゲームとは全く異なる経験となるでしょう。

よし、じゃあ早速、と PlayStation VR を買いに行こうと財布を握りしめたあなた。ちょっとお待ちください。

PlayStation VR は、事前の体験がオススメされています

PlayStation VR の販売元であるソニー・インタラクティブエンタテインメントによると、PlayStation VR は事前に体験をされた上で購入を検討いただくことが推奨されています。

買う気十分だから体験なんて必要ない! と思ったあなた。

事前に体験していただいたほうが良い理由があるのです。

PlayStation VR は、酔います

『VR 酔い』という言葉があります。

VR デバイスは、2つの映像を両目の前に配置して、その映像を頭の動きに合わせて切り替える仕組みになっています。

その目の前の映像が本物の空間であると「脳が錯覚する」ことによって、その世界に入り込んだような感覚が得られるのですが、その映像に違和感があると、体に「酔い」の症状が現れます。

この「酔い」は、車酔い、船酔いやお酒で酔ったときと似たような症状で、めまい、吐き気、ふらつきなど。

VR の酔いを抑える方法は現在も研究が進んでいますが、なかなか完全な対策には至っていないようです。

VR 酔いには、大きな個人差があります

そしてこの VR 酔いは、大きく個人差が現れることがわかっています。

数十分プレイしても平気な方もいれば、中には数秒で酔いの症状が出る方も。

そして重要なポイントとして、この「酔いやすさ」は、いわゆる船酔いなどの起こりやすさとは違うものとされています。

例えば「船酔い」は自分が乗っている船全体が揺れるために目を閉じている状態でも症状が起こりますが、「VR酔い」は映像による影響がほぼ100%なので目を閉じていれば症状は起こりません。

いずれも視覚や平衡感覚など、異なる感覚の感じ方のバランスによって発症の度合いが異なるので、あなたが普段乗り物酔いしにくいからと言って、VR には酔わないとは限らないのです。

むしろ、動体視力が高くて平衡感覚が強くて乗り物酔いしにくい人ほど、微妙な VR 映像のズレに敏感になって VR 酔いが起こる、ということもありえます。

なので、まずは体験してみよう

PlayStation VR を購入する前に体験をオススメしている理由は、このVR酔いなどの体調面への心配があるためです。

そして、その影響は、普段の乗り物酔いなどの強さとは関係ないということがポイント。

PlayStation VR の公式サイトには以下のように記載されています。

事前にご体験ください

PS VRは3D立体視を使用します。
3D立体視映像の見え方やVRヘッドセットの装着感には個人差がありますので、ご購入前に店頭やイベントなどでPS VRを体験いただくことをおすすめします。

前述の VR 酔いだけでなく、VR ヘッドセットを装着した際の影響なども考えられるために、事前の体験がおすすめされています。

体験はどこでできる?

継続的に PlayStation VR の体験会が案内されているのはソニーストアです。

現在は PlayStation VR の発売前で体験できる場所も限られているため、体験には事前予約が必要となっています。

最新情報。ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神 PlayStation®VR 特別体験会&販売

今後は多くの家電量販店などでも対応できるようになるはずですし、知人友人が購入したなどで体験させてもらえる機会も増えてくるでしょう。

買って数分で後悔したなんてことが無いよう、ぜひ事前の体験をオススメします。

 余談:他の VR デバイスでの体験はあてにならないかも?

最近はスマートフォンに対応した VR ゴーグル、アプリなども増えています。

スマホの VR アプリで劇酔いした、という方。

安心してください。

他の VR デバイスでの体験はあまりあてになりません

そもそも PlayStation VR とスマートフォンではハードウェアのスペックが異なり、VR 酔いを発生させる映像表示の性能に圧倒的な違いがあります。

また、PlayStation VR は、このハードウェア性能を原因とした VR 酔いの発生が徹底的に抑えられており、特にスマホとの体験の違いは現在のところ別物といえるレベルです。
(PlayStation VR なら酔わないというわけではありませんので、ご理解ください)

スマホのダンボールで VR 試してみたけどイマイチだった、という方は逆に改めて PlayStation VR の体験をぜひおすすめします。世界が変わりますよ。