PlayStation VR (PSVR)の価格が近日中に発表されるのではないかと掲示板などで話題になってるようです。
PlayStation VRの価格はいろいろ憶測が飛び交っていますが、開発元のSCEからは Oculus Riftの性能には及ばないと宣言していることから、大衆向けの低価格を設定してくるであろうとの噂があがっています。
PlayStation VRの価格は?
3D映像として右目と左目用の二種類の映像を、高解像度かつ高フレームレートで生成しなければいけないVR機器は高いハードウエア性能を必要とします。
Oculus Riftが約10万円、動作に必要なPCも10万円が最低ラインのハイエンドPCが必要となると、結構な出費ですね。
あくまでハイエンドのマニア路線を行く他のVR機器に対し、PlayStation VRは多少性能を抑えても手頃な価格で提供されるはず、ということなので個人的にも期待がますます高まっています。
2016年上半期の発売は確定しているようなので、あとは価格発表と発売日を待つのみです。
追記:発表されました!PlayStation VRの価格発表! 日本では44,980円(税抜)、2016年10月発売
そして、VR酔いがヤバいらしい
ところで、バーチャルリアリティ酔い(VR酔い)についてもいろいろと体験談が上がっています。
ポリゴンで作られた3Dゲームなどで、いわゆる3D酔いというものがあります。
一人称視点のゲームなどで、視点がグリグリ動くと船酔いみたいに気持ち悪くなっちゃうやつです。このバーチャルリアリティ版がすごいそうで。
例えば一人称視点のゲームの場合、VRだと目線の高さや地面の傾きなど、より現実に近い形で認識できるようになってしまうため、自分が普段見ている視界、自分の身長にあった視界と異なる高さを脳は敏感に感じ取ってしまうそうです。
また、ちょっと楽な姿勢でゲームをすることなどもあるかと思いますが、VRではちょっとした地面の傾きなども脳はそれを正しい地面として処理しようとするので、寝そべってゲームをしていたりするとそこで目に見えている映像と感覚との変なギャップが起こる。
そういった違和感を脳が頑張って処理しようとする結果、気持ち悪くなる。ということのようです。
リアルに近づけば近づくほど、気持ち悪い
これがまた、映像がリアルに近ければ近いほど酔いやすいらしいです。身近な映像、風景には慣れているはずなのに。
結局、脳がリアルで認識しているものに近づけてしまうことによって、ほんの小さなギャップに脳が混乱してしまい、結果気持ち悪くなっちゃう、という理屈のようです。
人間って、じっとしてても微妙に動いています。止まった映像のように見えても、それは脳が「手振れ補正」のような感じでその微妙な動きを意識しないように処理しているそうです。
なので、ピタッと止まった映像をVRで見ているだけでも、それはそれで脳が違和感を覚えてしまうのだとか。なんとも繊細なヤツです。
不気味の谷の話
人間に似せた3D映像やロボットを目の前にしたときに得る感情を説明する用語に「不気味の谷」というものがあります。
不気味の谷とは、人間に限りなく似せたものに対して、うまく説明ができないけれども嫌悪感を抱いてしまう現象のことを言います。
CGのキャラクターやアンドロイドが、アニメのようなかわいいキャラクターであればそれほど違和感を覚えることがないのに、さらに人間に似せようとした映像が余計に気持ち悪く思えてしまう感情がこれです。
いわゆる不気味の谷はモノや映像に対してあてはめられる言葉ですが、今回のVR酔いも脳が頑張って本物と捉えようとした結果に感じる違和感という意味では似たようなものなのかもしれません。
知らない映像は酔いにくい
で結局、VR酔いが起こりにくい映像というのが、経験したこと、見たことがないよう映像だそうです。
宇宙空間とかファンタジーとか、普段脳が処理したことのない映像であれば、違和感を覚えることも少なく、VR酔いも起きにくいとか。
ともあれ、VR酔いも含めてこの新しい体験、早く楽しみたいです。