PSVRが超えられない「エロの壁」。PSVR普及のカギはアダルトコンテンツ?

VR ヘッドセットデバイスのオキュラスリフト、PSVRが発売されるなど、VR市場が盛り上がっています。

コンテンツ普及を牽引するエロ・アダルト・ポルノコンテンツ

この VR 市場、成長のポイントはやはり「アダルト

SimilarWebは、2015年のVR市場の動向を調査したレポートの中で、新興のVRアダルト業界は昨年大きく成長したと指摘。VRポルノを専門とする10サイトへの世界からのトラフィックを調べたところ、1月から11月までで202%増加し、ピークだった10月には324万件のアクセスがあったという。

 フェイスブック傘下のオキュラスが仮想現実(バーチャルリアリティ:VR)ヘッドセ...

テクノロジーの普及を加速するのはアダルト・ポルノコンテンツだ、といわれることがよくあります。

かつてのビデオフォーマットである VHS とベータマックスの争い、DVD の普及、PC-98 シリーズや Windows 95 のシェア拡大、インターネットの爆発的な普及の裏にもアダルトコンテンツの存在が見え隠れしています。

新世代のデバイスとしてPSVRをはじめとしたVR機器が注目されていますが、その普及にアダルトコンテンツが大きな役割を果たすことは疑いようがなく、エロを制したVRデバイスこそが今後のVR市場を支配してくことになるでしょう。

その中で、恐らく苦戦を強いられるであろうデバイスがPlayStation VR (PSVR)です。

理由はシンプル。PSVR は、家庭用ゲームのプラットフォームである PlayStation 4 (PS4) の追加システムとなっているため、体験できるコンテンツはこのゲームプラットフォームのレイティング制度に縛られしまうためです。

PlayStation VR普及の足枷かも「レイティング制度」

日本の主なゲームコンテンツは「コンピュータエンターテインメントレーティング機構 (CERO)」と呼ばれる組織により規定の審査を受けて発売されています。

ざっくり言ってしまうと、PlayStation 4のプラットフォームではアダルトコンテンツ、エロゲーなどの性行為描写などがこのCEROによるレイティング制度により制限され販売ができないため、他のプラットフォームよりも相対的に普及のハードルが高いのではないか、ということです。

PlayStation シリーズは家庭用ゲーム機ですが、このレイティング制度に縛られて VR 対応のエロゲーが出る可能性は恐らくないでしょう。一方で、Oculus Rift や HTC Vive は通常の PC を使った VR デバイスのため、これらの制限はありません。

実際にPCでエロゲー、アダルトコンテンツを制作しているベンダーは、Oculus Rift、HTC Vive 向けのアダルトVRコンテンツの開発を続々と進めています。

代表的なVRエロゲーとして、「なないちゃんとあそぼ!」「VRカノジョ」などがあります。

PSVR や Oculus Rift、HTC Vive に限らず、VR のアダルト・エロ領域での利用や今後の展開に言及した Web コンテンツ、ニュース記事も続々と増えている状況ですね。

アダルト VR 関連ニュース記事(外部リンク)

2016年はいわゆるバーチャルリアリティー(以下、VR)の新時代が幕を開けると言われている。なぜなら、専用のヘッドマウントディスプレイ「オキュラスリフト」が3月からついに市販されるからだ。視野いっぱいに仮&

東洋経済でカスタムメイド 3D を見る日が来るとは。

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VRブームの過熱ぶりを見るにつけ、そろそろやる時期が来たかな、という思いが高まってきた。今回はVRで見るアダルトコンテンツを検証し、その可能性を探ってみたい。
アダルトゲームのOculus Rift対応などで話題のイリュージョンさんが、超すごいシステムを4月1日限定で発売しているぞ。

日付注意。エイプリルフールネタですが、そう遠くない現実の風景になるのかも。。。

エロ VR サイトも続々登場。

2014年の後半からGoogleで「VR Porn」の検索ボリュームがぶち上がっています。VR PornとはVRポルノ、いわゆる大人向けのコンテンツです。で、どれくらい検索のボリュームが増えたかというと、20か月で100倍。結構増えましたね。 で、気になるのは「これ、どこの誰が検索したんだろう」という疑問。という訳で、...

「VR Porno」の検索クエリが 20 ヵ月で 100 倍になった? という記事。ちなみにこの理屈だと「PS VR」は 7 ヵ月 (2015年8月 → 2016年3月) で 100 倍になってますね。

ちなみにアダルトVRの呼び名はどんな名前で定着するのかも気になるところ。そのまんまなのは「エロVR」ですが、「AVVR」などの呼び名も出てきているようです。

もう一つのポイント「オープンプラットフォーム」

さらに Oculus Rift は、PSVRとは異なりユーザーにコンテンツを自由に製作できるような仕組みをとっています。

こういった仕組みは「オープンプラットフォーム」などと呼ばれています。iPhone の App Store や Android の Google Play ストアのように、開発ベンダーなどが自由にコンテンツを作り公開できる仕組みと同様のものです。

ある程度の審査基準は設けられているかと思いますが、Oculus VR 社はインディーズコンテンツなどの公開などにも意欲的で、アダルトVRに限らず実験的なコンテンツや様々な自由なコンテンツが展開されることが予想されいます。

もちろん表向きはエロゲーを目的にしたものではないとされていますが、この自由度によりアダルトを含めた挑戦的なコンテンツは Oculus Rift に分がありそうです。

手っ取り早く VR を体験してみたい

個人的には PSVR に頑張ってもらいたいところ。もちろんエロは技術発展のためのひとつの原動力ではありますが、アダルトコンテンツだけに押し負けず、新しいゲーム体験、エンタメ体験をガンガン押し出してVR市場を牽引してほしいと思っています。

ちなみに、PSVRはハードルが高いと思った方や手軽に VR を体験してみたいと思った方は、お手持ちのスマートフォンに対応したVRゴーグルがおすすめです。VR 専用のデバイスとしてではなくスマホと組み合わせてアプリを楽しむ仕組みですが、立派な VR コンテンツが楽しめます。

アダルトVRフェスタ開催

2016年6月12日に秋葉原にてアダルト VR フェスタが開催されました。

当日はあまりの人気ぶりに開場直後に入場制限。そのまま警察の指導を受けて解散(開催中止)となってしまったようです。

入場者数は限られてしまいましたが、先行して入場した大手メディアがレポートを行っており、内部の雰囲気をつかむことができます。

それにしてもエロVRの力はすごい、と思うばかりです。

今回中止となってしまったアダルトVRフェスタは2016年8月に再度開催を予定しているそうなので、エロVRの未来をご覧になりたい方は是非どうぞ。もちろん18歳未満は入場禁止ですよ。

6月12日に開催されたVRアダルトフェスタを写真中心でお届け!
VR技術を駆使したアダルトコンテンツの祭典「アダルトVRフェスタ」が6/12に秋葉原で開催されました。 アダルトVRを主旨とした日本初のイベントとあって、会場は入場前から大勢の観客であふれかえる程の大盛況。本イベントのレポートを通して、アダルトVRの未来について考察してみたいと思います。

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アダルトVRフェスタは残念ながら中止されてしまいました。

コメント

  1. ppp より:

    PS2が成人向けも含め、DVD再生機として売れたように、VRの映像コンテンツの再生だけならPS4でもできる可能性はあるのではなかろうか・・
    もちろんPSストアでは売れないけれど、ディスクベースのものか、またはPS4のメディアプレーヤーで再生するVRビデオコンテンツとして再生なら、SONYの関知することではないわけだし