2016年9月15日に、PlayStation カメラ (PlayStation Camera) の新型が発売開始されました。
PlayStation VR は PlayStation 4 本体及び PlayStation カメラが必須と謳われているため、旧型の PlayStation カメラを利用されている方や、PlayStation VR の発売に合わせて旧型の PlayStation カメラを PlayStation VR とセット購入される方も多いのではないかと思います。
この PlayStation カメラ、旧型との違いはどのようになっているのでしょうか。
PlayStation Camera のカメラ性能は全く同じ
新型の PlayStation Camera (型番:CUH-ZEY2J) と旧型の PlayStation Camera (型番:CUH-ZEY1J) のスペックは以下の通りとなっています。
PlayStation Camera (CUH-ZEY2J / CUH-ZEY1J) のスペック
- 動画ピクセル (最大):1280 x 800 ピクセル x 2
- 動画フレームレート:
- 1280 x 800 ピクセル時:60 fps
- 640 x 400 ピクセル時:120 fps
- 320 x 192 ピクセル時:240 fps
- 動画フォーマット:RAW、YUV (非圧縮)
- レンズ:デュアルレンズ、F値/F2.0 固定焦点
- 撮影距離:30cm~∞
- 撮影範囲:85°
新旧いずれも上記のスペックということで、カメラ性能は全く変わっていません。
PlayStation カメラにはマイクも内蔵されていますが、これも同じ「4チャンネルアレイ式マイクロホン」とされています。
また、接続方法も変わらず PlayStation 4 本体背面にある AUX ポートに接続します。接続ケーブルの長さも約2メートルとされており、これも新旧変わらずです。
新しい PlayStation Camera は取り付けに便利なスタンド付き
新しい PlayStation Camera (CUH-ZEY2J) の大きな変更点としては、「スタンド」が付属していることが挙げられます。
旧型の PlayStation Camera (CUH-ZEY1J) の設置
旧型の PlayStation Camera にはスタンドが付属していません。本体の端に両面テープが貼り付けられるようになっており、本体をそのままテレビの上などに設置するような仕組みになっています。
ちなみに、旧型の PlayStation Camera は両面テープで固定された状態でも、上下にそれぞれ約35度の角度調整ができますので、多少高い位置や低い位置に取り付けた場合でも利用可能です。
新型の PlayStation Camera (CUH-ZEY2J) の設置
新型の PlayStation Camera にはスタンドが付属しています。ちなみにこのスタンドは新型専用となっており、旧型では利用できません。
スタンドは設置面積が小さく、クリップのように PlayStation Camera 本体を挟んで持ち上げたような状態で固定しているため、旧型よりも狭い面積で設置できるようになっています。
また、スタンドに固定されたカメラ本体を動かすことで角度調整も可能です。スタンド自体がカメラのレンズを遮らない構造になっているので、ぐるっと一周させることもできるようです。(する必要はないと思いますが)
ちなみに、カメラ本体が円筒状になっているため、スタンドから外してカメラ本体だけを設置するのは多くの環境で難しいと思われます。設置エリアはスタンド込みの状態で考える必要がありそうです。
PlayStation VR で遊ぶ際の影響は?
PlayStation VR では PlayStation カメラを使って頭の向きやコントローラの動きなどをトラッキングします。
また、PlayStation VR を使用する際には、このトラッキングの範囲に関係して遊べる空間の広さが決まっており、これはプレイエリアと呼ばれています。
カメラ性能が変わることにより、このトラッキングの精度やプレイエリアの変化などが懸念されますが、前述のとおりカメラ性能に全く違いはないため、新旧の PlayStation カメラのカメラ性能による PlayStation VR のプレイへの影響は無いといえるでしょう。
トラッキングエリアについては関連情報をご覧ください。