その他に必要なものをそろえると、およそ8万円~9万円になります。
2016年3月16日、PlayStation VR (PSVR) の日本、北米、欧州それぞれでの販売価格が発表されました。
ソニーインタラクティブエンタテインメントより発表された世界主要地域でのPSVRの定価は以下の通りです。
- 日本 : 44,980円(消費税込みで48,578円)
- 北米 : 399ドル
- 欧州 : 399 ユーロ / 349ポンド
日本国内での販売価格は消費税8%込みで約48,578円となります。
PlayStation VRの値段は安いの?高いの?
日本では5万円近い価格となったPSVRですが、この価格は高いのでしょうか、安いのでしょうか。
PSVRの発表前、ソニーインタラクティブエンタテインメント社の関係者インタビューにおいて、PSVRの価格については利益度外視の設定になるなどとのニュースがありました。それによるとこのPSVRの44,980円という価格は、メーカーにとってはかなり抑えた価格となっているようです。
また、PSVRとOculus Rift、HTC Viveなどの他のVRデバイスなどと価格を比較してみるとその差は顕著です。
- Oculus Rift:本体価格 94,600円
- HTC Vive:本体価格 111,999円
いずれもそれぞれの特徴、ハードウェア性能に差はありますが、PSVRの44,980円がかなり抑えた価格になっていることが分かります。
PlayStation VR以外に必要な機器は?
他の製品と比較しても低めに思える価格のPSVRですが、とはいえPSVRは単体で遊べるわけではありません。
PSVRを遊ぶために最低限に必要なものは、以下のとおりです。
PlayStation 4 本体
そもそもPSVRはPlayStation 4の周辺機器ですので、当然、PlayStation 4本体をお持ちでない方は買い揃える必要があります。
PlayStation 4は現在、通常モデルの「PlayStation 4」とハイスペックモデルの「PlayStation 4 Pro」がラインナップされています。
PlayStation 4 Proでは、通常モデルのPlayStation 4よりもグラフィック機能が強化されており、ゲームタイトルによってはより高精細な4K映像に対応し、高いフレームレートで遊ぶことができるようになっています。
ただし、PlayStation 4対応のゲームはすべてPlayStation 4とPlayStation 4 Proで遊ぶことができるようになっているため、今後も含めてPlayStation 4 Proを持っていなければ遊べないゲームが出てくることはありません。
また、PlayStation VRでゲームを遊ぶ場合も同様、一部のゲームについては画質の改善などが見こまれますが、PlayStation 4 Proは必須ではありませんので、予算などに応じて選択するのが良いと思います。
PlayStation 4とPlayStation 4 Proの比較については以下をご覧ください。
ちなみに、PlayStation 4で遊ぶためにはテレビも必要です。
PlayStation 4はFullHDのテレビに対応しています。ゲーム専用であればパソコンなどの接続もできるディスプレイなどを使って遊ぶことが可能です。
PlayStation 4 Proは4Kのテレビ、ディスプレイに対応しています。
4Kディスプレイへ接続する際の注意点ですが、PlayStation VRは4K映像のパススルーに対応していません。
PlayStation VRで遊ぶ際、PlayStation 4はPlayStation VRのプロセッサーユニットという機械を通して接続するのですが、このプロセッサーユニットには4K映像を素通りさせる機能がないため映像が正しく表示されないという現象が起こります。
そのため、4KディスプレイにPlayStation 4 Proを接続して利用する場合は、PSVRで遊ぶ時だけPlayStation 4 Pro本体にPSVRを接続し、普段は接続を外しておく(ケーブルを抜いておく)ような対応が必要になってしまうためご注意ください。
PlayStaiton VRの接続方法については以下をご参照ください。
PlayStation Camera
PlayStation VRで遊ぶためには、PlayStation Cameraが必須となります。
PlayStation Cameraは単体でも購入できますが、PlayStation VRとセット販売されているので、お持ちでない方はまとめて買うのが良いでしょう。
PlayStation VRは、ヘッドセットに青く光るパーツが取り付けられており、この光をPlayStation Cameraが読み取ることで、プレイヤーの頭の動きを捉えることができるようになっています。
そのため実際にPlayStation VRで遊ぶ時には、このPlayStation Cameraがヘッドセットの位置を読み取るために一定の部屋の広さが必要になります。
PSVRで遊ぶために必要なスペース、部屋の広さの情報については以下をご覧ください。
PlayStation Moveモーションコントローラー
PlayStation Moveモーションコントローラーは、両手に持って身振り手振りでゲームの操作を行うことができる特別なコントローラーです。
多くのゲームはDUALSHOCK4にも対応しているので必須ではありませんが、『バットマン アーカム VR』などの特定のゲームタイトルでは、より臨場感のあるゲームを行うにはPlayStation Moveモーションコントローラーも必要になります。
『Job Simulator』など、PlayStation Moveモーションコントローラーが必須のゲームもあるため、プレイしたいゲームに応じて買い揃えていくのがよいでしょう。
ゲームによってはPlayStation Moveモーションコントローラーを2本必要とするものもあります。
PSVRで遊ぶために必要なものと価格
まとめると、PSVRで遊ぶために必要なものと定価は以下のようになっています。
- 必ず必要なもの
- PlayStation 4本体:定価 32,378円(税込)
- PlayStation VR:定価 48,578円(税込)
- PlayStation Camera:定価 6,458円(税込)
- 遊ぶゲームによって必要になるもの
- PlayStation Moveモーションコントローラ:定価 5,378円(税込)
(ゲームによっては2本必要)
- PlayStation Moveモーションコントローラ:定価 5,378円(税込)
なお、PlayStation VRとPlayStationカメラはセット販売もされており、価格も単品それぞれを購入するよりも抑えられているため、PlayStationカメラをお持ちでない方は、このセット商品(PlayStation VR PlayStation Camera同梱版)の購入がおすすめです。
ちなみに、海外ではPlayStation 4本体にPlayStationカメラが同梱販売されていた経緯もあり、PlayStation VRは単品での販売がメインとなっているようですが、日本国内は逆にPlayStation VRとPlayStationカメラのセット購入がメインとなっているため、特に『PlayStation VR PlayStation Camera同梱版』が品薄のとなる傾向があるようです。
もし、『PlayStation VR PlayStation Camera同梱版』の入手が困難な場合は、PlayStationカメラを別途入手し、『PlayStation VR (単品)』の購入を狙うのも一つの手段となります。
最低限必要な費用は?
2017年2月現在、PlayStation 4本体 (CUH-2000AB01)の実勢価格はおよそ3万円となっています。PlayStation VR PlayStation Camera同梱版の定価は税込5万4千円前後のため、トータルの価格は8~9万円前後となります。
関連情報
狙い目のネットショップは?アマゾン楽天などのPSVR販売情報