2017年2月27日~3月3日の期間アメリカのサンフランシスコで開催されているGDC 2017ですが、ソニーのMagic Labによるデモンストレーションが興味深いものとなっています。
2017年のGDCではVRゲームにおける難しい問題である「NPCの挙動」が取り上げられました。いかに本物らしいNPCを作るか、という問題はゲーム全般における課題なのですが、特にVRゲームではプレイヤーと空間を共有する存在であるためより影響力のある問題と言えるでしょう。
Magic LabはよりリアルなNPCのためには、VR空間上での刺激に反応することよりもプレイヤーの働きかけに答える事がより重要であると考えています。デモでは「NPCがプレイヤーの発する音や動作に反応し、プレイヤーの頭や指の方向を解釈できる」特徴があるとのことです。なおそれぞれの機能をオン/オフしながらその効果を確かめることもできます。
VRゲームにおけるNPCの存在がより確からしいものになったとき、どういった世界が展開されるのか楽しみなところです。仮想現実の人物が現実の人物と同じように振舞うなら、それは1つの自立した存在のように感じられるかもしれません。
Sony to Show Procedural Animation System at GDC, Making NPCs More Believable in VR
Sony’s Magic Lab are set to demonstrate a new procedural animation system which it says allows VR characters found in VR to “imbue a sense of shared space with ...