PlayStation VRを使用したアーケード筐体『VRセンス』発表! 香りやタッチ機能など五感を刺激するギミック満載

PSVRニュース

2017年2月6日、コーエーテクモホールディングス傘下のコーエーテクモウェーブは、ゲームセンターなどのアミューズメント施設向けのVR筐体「VR SENSE (VRセンス)」を発表しました。

VRの世界を視覚と聴覚だけでなく総合的に体験できる個室型のアミューズメント筐体となっています。

VRセンスは流線型の巨大なPCケースのような形の筐体で、重量は300kg~400kgあり1人の人間をすっぽりと収容できる大きさとなっています。ゲームのベースとなるハードウェアはPlayStation 4で、VR機能にはPlayStation VR (PSVR)を採用し、操作はPlayStation Moveモーションコントローラーで行うようです。PSVRとPlayStation Moveモーションコントローラを使用することによって、五感を刺激する3D体験が出来る作りになっており、現段階では1人プレイ専用ではあるものの利用者が見ているのと同じ映像を映すモニターも備わっています。

PSVRのゲームセンター版ともいえるこの筐体は、ゲームに合わせてシートが動作するだけでなく、国際特許出願中である機能などによって香り、風、温度、ミストといった要素を自在に変化させることで更にコンテンツへの没入感を高めます。また、未だ実現には至っていませんが直接的に触覚へ訴えかけるタッチ機能というものも開発予定となっています。

現在発表されているタイトルは「ホラーSENSE~だるまさんがころんだ~(仮)」「G1ジョッキー SENSE(仮)」「真・三國無双(仮)」の3つ。ネットワークを通じて新タイトルが配信される仕組みになっており、今後他社の開発タイトルがラインナップに加わる可能性もあるそうです。

なぜコーエーがこうしたものを作成したのか疑問に思うかもしれません。実はVRセンスを開発したコーエーテクモウェーブは「テクモピア」というアミューズメント施設を運営している企業。現在予定されているゲームのラインナップにはコーエーテクモ製の『真・三國無双』や『ジーワンジョッキー』などが並んでいるため、これからコンシューマーのゲームをアーケードのVR SENSEで楽しむことができるかもしれません。

VR SENSE

GAMECITY PRESS