PlayStation VR アプリ『anywhereVR』で繋がる新しい「日常」と「非日常」の世界

ソニー・ミュージックエンタテインメントより、PlayStation VR 用アプリ『anywhereVR』が発表されました。

この『anywhereVR』はゲームではないのですが、ちょっとおもしろいコンセプトで作られているのでご紹介してみようと思います。

PlayStation VR 用アプリ『anywhereVR』とは

anywhereVR は「ライフスタイル密着型VRアプリ」と位置付けられており、メディアプレイヤーやウェブブラウザなどのようなユーティリティ系のアプリの一種です。

ウェブやSNS、動画などをスマートフォンで楽しむも多いのではないかと思いますが、このアプリの特徴のひとつはスマホと連携して、VR 空間の中に自分が手にしているスマホの画面を映し出せること。

ゴーグルを被った状態でスマホを手にすることで、VR 空間の中に現れたスマホの画面をタッチパネルで操作して楽しむことができます。

また、VR 空間はお花畑や夕焼け、海岸など美しい映像に切り替えることができるので、これらの映像を組み合わせることで『非日常な風景の中で普段のスマホを楽しむ』といったことができるようです。

anywhereVR のコンセプトは「おきにのトコ&いつものコト」だそうで、まさに VR の中のお気に入りの空間で、いつものスマホを楽しめるアプリとなっているようです。

今後の VR の標準的なインターフェイスとしても使えるアイデア

きれいな景色や音楽などの VR 体験でリラックス。

これだけだと発想としてはありがちですが、anywhereVR ではこれにスマホの機能連携を組み合わせることによって『仮想空間の中でも現実の情報に触れる』という新しい装置の使い方を提案しています。

VR コンテンツではより深い没入感を求める一方で、ちょっとした合間には現実に帰ってスマホのチェックをしたいこともあるでしょう。

ヘッドセットを外す煩わしさは、ヘッドセットを被りなおす煩わしさにもつながり、結果的に VR コンテンツが敬遠されてしまう理由にもなってしまいます。

anywhereVR は、これらのインターフェイスの考え方を大きく変えるきっかけになる可能性があるコンテンツではないかと思いました。

anywhereVR で実現している VR 空間の中にスマホの映像を表示する、という仕組み自体は難しいものではなく、ゲームに応用することも不可能ではありません。

ゲームをしながら、自分のスマホのメールチェックやWebサイトの確認などをヘッドセット外すことなく行うことだって技術的には可能なはずです。

PlayStation VR は「攻略サイトが見れないから流行らない」?

PlayStation VR はヘッドセットのせいで攻略サイトを見ながらゲームができないから流行らない。という意見を見かけたことがあります。

確かに、ゲームをしていると途中で情報の見落としや選択の誤りなどがないか心配になり、攻略サイトなどを見ながら進めてしまうこともよくあります。

攻略サイトがゲームの面白さを損なうのでは、といった議論もありますが、楽しみ方はユーザーそれぞれ。

今後 anywhereVR のアイデアが応用されていくことで、ゲームを中断することなくヘッドセットをつけたままスマホの画面のチェックができる。そんな日も近いのではないかと期待が膨らみます。

とりあえず『シネマティックモード』とこの anywhereVR の技術を組み合わせられれば、VR 空間で映画を見ながら時々メールもチェックできていいなー、と思いましたがどうなんでしょうね。

anywhereVR は2016年冬の配信予定で、基本プレイは無料。一部アイテム課金制となっているようです。