『Golem (ゴーレム)』とは、PlayStation VR対応として発売が予定されている開発中のゲームです。
現在紹介動画(トレーラー)が公開されているのですが、これがなかなか雰囲気が良くて期待の高まる内容になっています。
この「Golem (ゴーレム)」のトレーラー動画を紹介しつつ、ゲームの内容を妄想してみました。
Golem (ゴーレム)紹介動画の内容
夜。
薄ら灯りの中、浮かび上がる室内。
本棚の上はいくつもの本だけでなく、様々なものが置かれている。
木製のデッサン人形。手の模型。真鍮製のカップ。鹿の頭蓋骨。
おとぎ話に出てくる魔女の部屋のようなたたずまい。
消えたろうそく。壁に貼られた壁の馬のスケッチ。人形のスケッチ。
窓から差し込む月明かり。明るく照らされる机の上は散らかっており、魔法陣のような図式の上に石のかけら、厚手の本。無造作に開けられた引き出し。
風吹く荒野。
現れる石の巨人「ゴーレム」
少女。部屋の中、不安そうにあたりを見回すような仕草をする。
ゴーレムは荒野を進み、遺跡の前で大きな石の扉を軽々と開ける。
暗い部屋の上で、同じように扉を開けるような仕草をする少女。
遺跡の中、石柱をかき分けながら何かを探すようにさまようゴーレム。
暗闇の中でゴーレムの目が青く光っている。
振り返り、こちらを見つめた少女のその目も、青く輝いていた。
Golem (ゴーレム)紹介動画
Golem (ゴーレム)はどんなゲームか妄想してみた
「Golem (ゴーレム)」は、プレイヤーが石の巨人「ゴーレム」を操って他のゴーレムと戦ったり、遺跡などを探索するゲーム。詳細なストーリーはまだ明かされていません。
少女とゴーレムがシンクロする
「Golem (ゴーレム)」の主人公は、紹介動画にも出てくる少女のようです。
紹介動画の初め、少女は動くゴーレムに怯えているようにもとれる仕草を見せていますが、しばらくするとその動きは実は、ゴーレムの扉を開ける動作などとシンクロしており、ゴーレムそのものを少女が操っているのだとわかります。
この少女はゴーレムを操る能力があるようで、視界や体の動きをそのままゴーレムに憑依させることで遠くの土地へ訪れたたり、他のゴーレムと戦ったりすることができるようです。
他のゴーレムとの戦闘は、PlayStation Moveによるモーションスキャンを使って行うようですが、DualShockでも同様のアクションができるような措置が取られていると思われます。
物悲しい世界観が良い
「Golem (ゴーレム)」のゲームシステムは前述のとおり、モーションスキャンなどを使ったゴーレムのソードアクションとなるようです。
ゴーレムは石の巨人なので、あまり素早い動きが取れません。小さな体の少女が軽やかに手を振っても、ゴーレムはその重い腕をゆっくりと振り回します。
これはゴーレムのリアルな重厚感を見せるだけではなく、プレイヤーのモーションのスキャンの精度のずれやゲーム内での処理の遅れを上手く演出として吸収する工夫だと思われます。
ハードウェアスペックだけにこだわらず、こういった演出の工夫でゲーム本来の楽しさをきちんと追求するゲームには好感が持てます。
また、「Golem (ゴーレム)」の世界観はなんとなく「ICO」や「ワンダと巨像」を彷彿とさせる、何か物悲しい独特の雰囲気が漂っています。
ゴーレムを操る謎の力は一体何なのか。
敵対するゴーレムは何者?
ゴーレムを使って進むその先に何があるのか。
ストーリーの展開も非常に気になる作品です。