PlayStation 4 (プレステ4) の販売台数が全世界で 5,000 万台を突破したとのニュースがありました。歴代のプレステシリーズ史上最速で売れているとのこと。
家庭用ゲーム機の不況だとか、スマホゲームの普及だとかいろいろ言われていますが、やっぱりゲームは大画面でも楽しみたいです。
2016年にはプレステ4本体にPS4 Proというラインナップが加わり、更にはPlayStation VR (PSVR) が発売されたこともあり、更に盛り上がりを見せています。
そして、2017年を迎えた「プレステ4」の今をまとめてみました。
日本じゃやっぱり盛り上がってなさそう!?
据え置きゲーム機の衰退が言われている昨今。ゲーム業界の今後も不安視されていますが、実際のところどうなんでしょう。
売れてるゲームは海外ゲームが中心? 日本人ユーザーは家庭用ゲーム機からスマホゲームに流れてる? やりたいゲームタイトルが少ない? 安定して売り上げが見込めるビッグタイトルの続編ばかりで新しいチャレンジができない? ダウンロードコンテンツ商法への不満?
要因はさまざま。
私も自宅ではプレステ4とプレステ3が現役で稼働しています。プレステ4本体の購入が遅れた理由のひとつは、やりたいゲームタイトルが少ないからでした。また、昨今は「縦マルチ」と呼ばれる前世代機と次世代機の両方に対応したマルチプラットフォームで販売されるゲームも増えており、プレステ4以外で最新タイトルを遊ぶことができる選択肢が残され続けているのも理由のひとつです。
現在もプレステ3は持っているものの、プレステ4の購入はしばらく様子見、といった感じで買い控えているかたも多いのではないでしょうか。
実は世界中で盛り上がっているプレステ4
改めて見てみると、前述のとおりプレステ4 の販売台数は世界で 5,000 万台を超え、歴代のハードよりも早いペースで普及しているようです。
国内での家庭用ゲーム機衰退の話も何のその。世界規模で見た場合、据え置きゲームハードの人気は依然として健在のようです。
でもやっぱりプレステ4の購入に踏み切れないのもごもっとも。
2017年発売予定の大型タイトル、今年も豊作の予感?
2017年以降発売予定の各種ゲームタイトルが発表されていますが、これがなかなかの充実っぷり。
- バイオハザード7 レジデントイービル
- 仁王
- Horizon Zero Dawn
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- グランツーリスモSPORT
- エースコンバット7 スカイズ・アンノウン
などなど。
また、メタルギアソリッドの小島監督が新会社を設立し、プレステ4向け独占タイトルを製作するとの発表などもあり、オリジナルタイトルの登場も期待が止まりません。
さらにPSVR も発売され、プレステ4は新たなエンターテイメント体験へ
バーチャルリアリティ (VR) とは、仮想現実などと呼ばれる現実体感装置のひとつ。ヘッドマウントディスプレイなどと呼ばれるゴーグル型の装置を付けて 360 度の仮想 3D 空間を見渡したり、3D オーディオで映像と音の両面から、別次元の仮想空間を体験することができます。
この VR 体験を家庭で手軽に楽しめるハードとして、ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) がプレステ4の周辺機器として2016年に発売したVRデバイスが「PlayStation VR (PSVR)」です。
これまでも 3D 映像の体験や、バーチャルリアリティを体験するための装置は数多くありましたが、この PSVR は大掛かりなシステムを必要とせず、プレステ4 と組み合わせて使うことができるヘッドセットを使って、誰でも簡単に VR 環境を楽しむことができます。
また、このPSVRは他のハイエンドVRデバイスと比較しても「安く」価格が設定されており、PSVRの普及に向けたソニーの本気具合も伝わってきます。
従来のプレステ4が廉価版に
2016年9月、プレステ4が廉価版として価格を抑えたモデルにマイナーチェンジしました。
廉価版のプレステ4は、基本的な性能に変更はありませんが、本体サイズが少し小さく、軽くなり、見えないところでは消費電力も減少。そして価格が安くなっているという「お財布にやさしい」プレステ4となっています。
プレステ4廉価版の価格は29,980円 (税抜)、従来のプレステ4から5,000円ほどのプライスダウンです。
そして、ハイエンド機であるプレステ4 Proの登場
2016年11月にはプレステ4の上位機種であるプレステ4 Pro (PlayStation 4 Pro) が発売開始されました。
これは、従来のプレステ4に対して、グラフィック性能を大幅に向上されたモデルとなっており、代表的な変更点としては『4K映像に対応』『対応ゲームの高画質化』『対応ゲームのフレームレート向上』などがあげられます。
より高い品質でゲームを楽しむことができるプレステ4 Pro。4Kディスプレイをお使いの方などで、従来のプレステ4の画質ではもの足りない方にはおすすめの選択肢です。
プレステ4廉価版とプレステ4 Proのスペック比較については下記のページにまとめています。
本体以外に何が必要?
プレステ4の同梱品は以下の通り。
- PlayStation 4 本体
- ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK 4) 1つ
- モノラルヘッドセット ボイスチャット用
- 電源コード
- HDMI ケーブル
- USB ケーブル コントローラー接続用
周辺機器として外部接続のカメラ (PlayStation Camera) やコントローラーがラインナップされています。
PlayStation Camera はゲーム実況用に自分撮りするなどのほかに、PSVRを動作させるために必須の周辺機器となっています。もし、PSVRを購入予定であれば入手しておくのもよいと思います。(PlayStation VR には PlayStation Camera 同梱モデルも発売されていますので、急いで単体で入手する必要はありません)
プレステ4(廉価版)の基本スペック
- 外形寸法:約 265 mm × 39 mm × 288 mm(幅×高さ×奥行き)
- 質量:約 2.1kg
- ハードディスク:500GB
- 消費電力:最大165W
- AV出力:HDMI出力端子
ちなみに、PlayStation 3 / PlayStation 2 / PlayStation 規格のゲームは動作しないので注意が必要です。
プレステ4 でできること。
旧世代機である PlayStation 3 と比較して以下のような機能が追加されています。
- リモートプレイ。PlayStation 4 にワイヤレス接続した PlayStation Vita や Windows PC、Xperia シリーズなどの Android スマートフォンを使ってプレステ4のゲームが遊べる。
- スタンバイモードで高速起動。
- すぐさま止められる、ゲームの一時中断機能。
- コントローラーにヘッドホン端子があるので手元で接続可能。設定によってボイスチャットだけヘッドホンに音声出力することも可能
- Share ボタンでプレイ中のゲーム動画がオンラインにカンタン共有できる。
そして PlayStation VR も大人気発売中!
そして私がプレステ4を一番おすすめする理由が当然これ、PlayStation VR (PSVR) です。
「ゲームの中に入り込む」新しい体験で、日々あたらしいVRコンテンツが生み出されています。
PSVR を楽しむためにはプレステ 4本体が必要になります。
PSVRの基本情報は別ページにまとめていますので、気になる方は是非ご覧になってください。